
「ドボドボドボ…勢い余ってお酢を入れすぎてしまった…。このままだと酸っぱい仕上がりになってしまう。」そんなときもあるでしょう。でも、諦める必要はありません。この記事では、お酢を入れすぎてしまった時に焦らず対処するためのアイデアを料理別でご紹介します。
酢を入れすぎたときの対策
お酢の入れ過ぎによる過度な酸味を飛ばす方法として、一般的にコンロやレンジで熱を加える、長時間放置するなどがあります。ですが味わいが劣ってしまう、時間がかかってしまうなどのメリットも避けられません。そこで以下では5つの料理を例に具体的な方法をご紹介していきます。
スープ
スープの量に対してお酢の量が多すぎる場合は、材料を加えてスープの体積を増やし酸味をまろやかにする方法がおすすめです。例えば野菜や肉、魚介類などを追加してスープの量を増やします。ほかには酸味をまろやかにするために、少量の砂糖や塩などの追加も効果的です。
カレー
お酢をまろやかにするために食材や調味料の追加が効果的です。おすすめは砂糖やハチミツなどの甘味料、トマトやココナッツミルク、カルダモンやクミン、シナモンなどのスパイスやハーブなどです。
またお酢を入れすぎたカレーには、ご飯やナンなどを添える方法も良いでしょう。ご飯やナンなどの炭水化物を一緒に食べることで、全体のバランスを整えて過度な酸味も抑えられます。
ポテトサラダ
お酢を加えすぎたポテトサラダにはマヨネーズやサワークリーム、プレーンヨーグルトなどのクリーミーな材料やマッシュしたポテト、キュウリ、人参、玉ねぎなどの野菜がおすすめです。少しずつ加えて混ぜるとお酢の酸味が和らぎ、まろやかな味わいになります。
さらにポテトサラダにはハーブやスパイスを加えて、お酢の酸味をマスキングする方法もあります。例えばパセリやディル、ブラックペッパーなどの香りの良いハーブやスパイスです。
酢飯
お酢の酸味を抑えるために、砂糖や塩などの調味料を追加したり、マグロやサーモン、キュウリ、アボカドなどの具材を加えたりする方法がおすすめです。さらに、お酢の酸味をマスキングするために、海苔を巻いたり刻んだりして追加するのも良いでしょう。
タルタルソース
タルタルソースにはマヨネーズやサワークリーム、プレーンヨーグルトなどのクリーミーな材料や、マスタードやレモン汁などの酢とは異なる酸味調味料、細かく刻んだピクルスや玉ねぎ、パセリ、セロリなどの野菜を加えて酸味を抑える方法がおすすめです。
酢を入れすぎても焦らず調理しよう!
調理中に酢を入れすぎてしまうと焦ってしまいますが、その必要はありません。今回は代表的な料理としてスープ、カレー、ポテトサラダ、酢飯、タルタルソースの対策をご紹介していますが、共通するのは「中和」です。料理に合った調味料や具材を少しずつ加えながら味を確認し、自分の好みになるまで続けるのがポイントです。柔軟な発想で対策を試して、おいしい料理を楽しみましょう!