
「気がついたらお酢が冷蔵庫に残っていた…。まだ使えるのかしら?」そんなときには、賞味期限や消費期限で確認しましょう。今さら聞けない賞味期限や消費期限とは何か、未開封と開封後の正しい保存方法、余ったお酢の使い道などをご紹介していきます。
賞味期限と消費期限の違い
まずお酢だけではなく、すべての食品に表示義務のある賞味期限と消費期限を理解していきましょう。簡単な違いは以下の通りです。
賞味期限
正しい保存方法で未開封状態の時に、品質に変化なく美味しく食べられる期限のこと
消費期限
正しい保存方法で未開封状態の時に、安全に食べられる期限のこと
共通するのは、正しい保存方法で未開封状態の場合の定義です。
開封後!お酢の賞味期限
お酢を開封した場合は、いつまで食べられるのでしょうか。実は、明確な答えはありません。農林水産省のHPにも、開封後は期限を気にせず早く食べるのがよいと記載されています。
つまり、開封後に何かあったとしても自己責任になる訳です。また「保存状態」や「添加物(食品添加物ではなく、出汁や糖質など)の有無」によっても腐るスピードは異なります。開封後もできる限り品質を保つためには、正しい保存方法を知っておくとよいでしょう。
お酢の正しい保存方法
賞味期限に関わらず重視していただきたいのが、保存方法です。こちらでは正しい保管方法をご紹介していきます。
未開封:冷暗所
直射日光が当たらない、比較的涼しい場所に保管しておきましょう。
開封後:冷蔵庫
開封後は、冷蔵庫保存がおすすめです。
お酢は酢酸が入っていてpHが低く殺菌効果があるため腐りにくいとされています。しかし、酸化すると商品劣化の元です。美味しく保存するからこそ、開封後も使用しようと思えます。少しでも抑えるため、冷蔵庫保存を行いましょう。
余ったお酢の使い道
「あと少しお酢が余っているな。どうしよう」を解決するための方法をご紹介します。ぜひご活用ください。
|賞味期限内:料理に使用する
賞味期限内の場合は、お酢料理がおすすめです。
下記画像を押すとレシピページに飛びます。参考にしてください。



|賞味期限切れ:農薬の代わりや掃除道具として
賞味期限切れの場合は、農薬の代わりに散布する方法やお酢スプレーにして頑固な汚れがあるところに吹きかけて擦り取る方法があります。前者は家庭菜園や、農業をされている方にはおすすめです。後者は、特に年末に大活躍するかもしれません。
お酢の賞味期限に関わらず、正しい保存方法で美味しくいただこう!
お酢に限らずですが、開封した食品は早めに食べ切るのが美味しくいただける秘訣です。賞味期限はまだまだだから大丈夫だと思っていても保存方法が悪い、加工品なので劣化が早いなどの理由から、美味しくなくなってしまう可能性はあるでしょう。ぜひご紹介したお酢料理を楽しんで、使い切ってみてはいかがでしょうか?